2014年09月11日

『光にふれる』チャン・ロンジー監督

昨日、目が不自由な高校生を後ろから蹴り3週間の怪我を負わされたというニュースを見ました。
先日は、盲導犬が突然刺されたというニュースがありました。それでも盲導犬は吠えなかったと・・・
涙が出ますね。

心無い人がいるのです。
自分のことで精一杯。
相手の立場になることが出来ない。
そういう人はどこにでもいるのです。

でも、そうでない人もいる。
心優しい人もたくさんいます。

この映画、盲目のピアニスト「ユイシアン」が苦悩の中、ピアニストとして光のある世界に身を置くようになるまでを描いた実話を元にしたストーリー。

この映画を観て思いました。

「心無い人がいるのだと、

でも、心温かい人も沢山いる。」


生まれつき盲目の「ユイシアン」は幼いころからピアノの才能に恵まれてコンクールで優勝するも、
「目が見えなくて可哀想だから優勝できた。」
心無い言葉に傷つきピアノからは遠ざかる日々の中、
彼のお母さんは心を鬼にして、彼を都会の音楽大学に通わせる。

音楽大学でも、
ユイシアンを寮から教室まで当番制で送るように言われた生徒に
「きみが断らないから、自分の貴重な時間をこんなことにとられてしまう。」
そう言われ傷つくユイシアン。


負けたのが悔しい。
なんで自分が。

きっと心無い彼らはそういう想いで、ユイシアンを傷つけたのだと思うけれど、
ユイシアンは「なんで自分が、、、」と悲観しない。
彼のお母さんも、
「目が不自由でも、耳が聞こえ口が利け、歩くこともできる。それだけで充分だ。」
そう言っている。
ヒロインのシャオジェも、
「光のない世界では、一歩を踏み出すのにとても勇気がいる。」

ユイシアンに出会い、
自分の恵まれた状況に気づき、ダンサーの夢を叶えるために努力しようと決意する。

また、ユイシアンも心優しい人たちに支えられ、ピアニストとしてのキャリアをスタートさせる。

不安で、心配で、たまらないけれど、
それでも、ユイシアンの幸せを第一に考えるお母さんの姿。


シャオジェの夢を応援するバイト先の店主。

ユイシアンと普通に接するルームメイト。

心優しい人が印象に残りました。

心温まる、

私ももっと頑張らなきゃ、
そう思える映画でした。



カップルで観るより、一人で観る映画かな?


posted by 婚活エージェンシー島田彰子 at 12:08 | TrackBack(0) | 記事:島田彰子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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